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イーホームズ・藤田社長の大暴露 〜 結局メディアの向こう側なんてホントかウソかわかるわけない……ってことを、前提の話。
2006年10月19日 |
社会・事件
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テレビも、新聞も、ネットも、結局のところメディアの向こうなんてホントかウソかわかるわけない……ってことを、前提の話。
イーホームズ・社長の藤田東吾が18日の判決後に開いた記者会見で、とんでもないものを出してきた。ド派でなオバハンで有名なAPA(アパ)グループが販売する3つの物件の耐震偽装の告発。さらにそのことを国が隠蔽するための自分は逮捕されたのだという話。
今日、東京地裁で、僕に対する判決が出ます。
耐震偽装事件に関係した裁判では一番最初の判決です。
僕は、この裁判の容疑や内容については、話す意味がないと思いますのでコメントはしません。
僕を逮捕した本当の理由は、国が、アパのマンションやホテルの偽装を隠蔽するために、藤田東吾を逮捕して黙らそうとして、行なったものと考えています。
ちなみにAPAのオバハンは安倍晋三後援会の副会長。あちゃー。
このことが明るみになったのはテレビでも新聞でもなく、またしても「きっこのブログ」だ。あいかわらず素性のはっきりしない自称ヘアメイクアーティストは藤田氏と逮捕後も連絡を取り合っていたらしく、「ここに書かれてる内容は、当然、100%真実だ」と断言した上で、記者会見でプレス関係に配られたのと同じ原稿をブログに転載している。ちなみに発表が判決日になった理由は、藤田社長に対する当局からの圧力が強くなることをさけるためとのこと。これを受けたマスの対応はもちろんスルー。一部新聞にいたっては告発意外の部分だけを取り出して、藤田氏がプレスを集めて一方的にわめき散らしたといった扱いだった。
うーん、で、ホントのところどうよ? APAグループと政治との関係を考えると、やっぱ何かしらの圧力がかかってるのかという気になる。しかし藤田告発のウラが取れるわけでもない。というか、藤田氏の発言の中には、構造計算書の改ざんが可能だった状況を作り出した財団法人日本建築センターと国土交通省住宅局建築指導課に責任を転嫁(いや、もちろん責任はあるんだろうけど)するような内容もある。きっこのマユツバな部分だってまったく否定できない。
結局のところ、いくらメディアでごちゃごちゃなったところで、末端でそれを受け取ってるエンドユーザーには事実が事実であるかを知る術なんかないように思う。いや、術あるかもしれないけど、自分が住んでいるわけでもないマンションの耐震偽装とその裏でうごめくあれやこれやにわざわざ自分から足突っ込んで調べるほどヒマでもないわけで。
でも、わからんからって黙殺しちゃいかんよね。ってことで、せめてブロガーの端くれとして書いて「保留」にしておきましょう。
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ちなみに「渡る世間はウソまみれ」って話は、元王子様の小沢健二が父・小澤俊夫が責任編集で発行している季刊誌「子どもと昔話」で連載中の「うさぎ!」の中でいろいろ書いてる。昔からの小沢ファンにすれば決しておもしろい文章じゃないし、もちろんそこで書かれてる内容だってホントかウソかなんてわかりっこない。わかりっこないけど、わかりっこないって前提を持ってるか持ってないかは大切だし、そのための材料はたくさんあるにこしたことはない。
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