2008年08月29日

9/5〜、神戸相楽園でインスタレーションします

神戸市中央区にある日本庭園・相楽園で行われるライトアップイベント「にわのあかり 2008」にあわせ、C.A.P.の3人のアーティストとともに野外インスタレーション展「相楽園アート遊山」を行います。

にわのあかり 2008 〜 相楽園アート遊山
presented by C.A.P.

会期:9月5日〜7日
会場:相楽園
   http://www.sorakuen.com/
時間:終日(入園は午後8時30分まで)
入場:300円
作家:岩淵拓郎、杉山知子、マスダマキコ、山村幸則

今回は「言葉のある風景〜和歌浦」でやったのと同じスタイルの展示のほか、昨年からモチーフとして使っている“文庫本”を庭の風景にコンテキストとして配置するということを小規模ですがやってみようと思います……って、こればっかりは見てもらわないと伝わらないですねw

夏の終わりの夕涼みにぜひ神戸まで足をお運びくださいまし。


進士 五十八「日本の庭園 - 造景の技術とこころ」 (中公新書(1810))
4121018109

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2008年08月28日

フランスの若いアーティストが日本で展覧会をするためにはどうしたらいいの?

1年ほど前に「誰かこのアーティストを日本に呼びませんか?」というエントリーでも紹介したマルセイユ在住のアーティスト、アントニー・ドゥシェンヌ(Anthony Duchene)と久しぶりにSkypeで連絡。どうやらこのユーロ高のタイミングを狙って来年当たり日本に遊びにこようかと考えているとのこと。じゃあ、せっかくだったら展覧会やってけばいいじゃん。てなかんじで、届いたばかりの彼のポートフォリオを片手にまずは軽く各方面に打診中といった具合。

Anthony Duchene work

Anthony Duchene work

彼の場合、そもそも自腹で日本に来るつもりだったので旅費と滞在費用に関しては基本的に本人持ちだと考えて、あとは純粋に展覧会をやる機会とそれにかかる経費、そのあたりがなんとかなれば嬉しいなぁと、まぁそこそこ実現しやすそうな話。ただせっかくやるので、単に「日本で展覧会やってきました」っていう以上に次の何かに繋がって行けばいい、というのも可能であれば望むところ。まぁ、そりゃそうです。

本来ならば僕が間に立ってマネージメントするのが早いのかなとも思うんですが、いかんせん言語の壁、フランス語はすっかり忘れちゃってるし、ましてや英語なんてフランス語以上にあやしい。ということでそのあたりサポートしてくれる人……っていうか本当は彼の作品に一目惚れしてとりあえず全部いっぺんに引き受けてくれるギャラリーストなんかがいてくれればいいんでしょうけどね。まぁ、いずれにしてもそれなりに壁のある話です。

ただ「フランスの若いアーティストが日本で展覧会をやる」というプロセスは、それはそれでやったら面白い話だと思います。この前のナベアツの話じゃないですけど、やっぱり作家として見えてくる部分もあるでしょうし、逆に自分が海外で何かをするときのイメージも持ちやすくなるかもとか思ったりします。とはいえ、ひとりじゃやっぱり大変なんでね、興味ある人がいたらぜひご連絡ください。

っていうかさ、とりあえずなんだかすごくいい作品でしょ?

Anthony Duchene work (2)

なんだかんだ言ってもこうやってひとりのアーティストのためにいろいろ動いてやろうと思えるのは、やっぱ僕が彼の作品が好きだってことなんだろうなぁと思います。たぶん世の中のギャラリストやキューレータのみなさんの動機も実はそんなことだったりすのかなと思ったりもするんですが、この動機はなかなか突き動かすものがありますね。実はこういう感覚は作家ばっかりやってても見えてこないことなのかもしれません。

23:12 | トラックバック (0) | 固定リンク

今週末のshowcaseは映像作家の林 勇気さん。

毎回さまざまなジャンルで活躍するクリエイターをお招きして、その活動についてお話をおうかがいする208 SHOWCASE。今回は、映像やインスタレーションの作品を制作している林勇気さん。林さんが作る映像の中で、ロールプレイングゲームのような俯瞰の情景でおこる事柄は、ファンタジーでありながらも淡々と進んでいきます。近作の映像作品についての他、映像・美術・音楽・ファミコンなどのお話をしていただきます。

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208 SHOWCASE #043
林 勇気「“ゲーム世代”が見る視点。」

http://www.mediapicnic.com/208/archives/2008/08/showcase043_hayashi.html

日 時:8月30日(土)19:00~(トークは20:00~)
会 場:208南森町
参加費:1,500円(1 drink+今月のパスタ)
定 員:15名(要予約)
ゲスト:林勇気(映像作家)
申込み:こちらのフォームよりお願いします。

《林勇気プロフィール》
1976年京都市生まれ。97年より映像制作をはじめる。99〜02年映像作家 大木裕之の映像作品に参加。02年イメージフォーラムフェスティバルで審査員特別賞、06年AMUSE ART JAMで準グランプリを受賞。国内外のギャラリー、アートスペース、映画祭等で映像を発表している。カメラやビデオカメラでコマ撮り撮影することで時間を、空間を切り抜くことで空間を切断していき、それらを緻密に合成することで映像作品を制作している。TVゲームを通過した映像の言語をもちいて、日常との対話の中から生じた、現実の世界と思考・感覚のあいだにあるかのような景色や出来事をえがこうと試みている。
http://www1.odn.ne.jp/tropfen/kanyukuyuki/

林さんとは実は彼が宝塚造形大の学生だった頃に少し顔をしっていて、先日のKAVC「音箱」で久しぶりに再開しました。なんだかどんな話が聞けるのか楽しみです。

ということで、今週土曜日。参加する人はご予約おねがいします。


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2008年08月25日

関西アーツブロガーミーティング vol.5 @安治川倉庫FLOAT

今回で5回目を迎える関西在住文化芸術系ブロガーの集い「関西アーツブロガーミーティング」。ブログというキーワードを通して関西のアートとその発信について情報交換するオフラインミーティングです。今回は大阪市西区で新しくスタートするオルタナティヴスペース「安治川倉庫FLOAT」でオープン前のフライング開催!

Kansai Arts Blogger Meeting vol.5

関西アーツブロガーミーティング vol.5 @ 安治川倉庫FLOAT

今回で5回目を迎える関西在住文化芸術系ブロガーの集い「関西アーツブロガーミーティング」。アート、音楽、演劇、建築、デザイン、伝統芸能、お笑い、食、地域活動など、さまざまな文化と芸術に関するブログを運営している関西在住のブロガーが集まり、情報と技術の共有・交流を目指します。今回は音楽家・米子匡司さんが始めるオープンスペース安治川倉庫FLOATが会場。すでにブログを運営している方も、またこれから始めてみたいと考えている方も、ぜひお気軽にご参加してください。

日 時:8/29(金) 19:00~
場 所:安治川倉庫FLOAT
    http://float.chochopin.net/
    大阪市西区安治川2丁目1-28 安治川倉庫
    地下鉄中央線「九条駅」下車、徒歩10分
    JR環状線「西九条駅」下車、徒歩10分
参加費:1,000円(要予約)
申込み:こちらのフォームよりお願いいたします

※定員がありますので、お早めにご予約ください。
※当ミーティングは写真撮影・ビデオ撮影・録音、またそれらを含むコンテンツの配信がご自由に行なえます。

《関西アーツブロガーミーティング とは》
文化・芸術に関するブログを運営している関西在住ブロガーが定期的に開催する勉強会兼交流会兼オフ会。

《安治川倉庫FLOAT とは》
関西を中心に活動する音楽家・米子匡司が自主運営する自宅兼セミオープンスペース。8/31にはオープニングイベントも開催。

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2008年08月19日

KAVCで若手育成プログラム「No potato of name」

神戸アートビレッジセンターの伊藤さんから「No potato of name」という若手芸術家育成プログラムについてご案内いただきました。

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1floor 2008「No potato of name」
http://www.kavc.or.jp/art/1floor

2008年8月23日(土)~9月7日(日)
神戸アートビレッジセンター1F/KAVCギャラリー、1room 
入場無料(11:00~20:00 最終日は17:00まで 火曜日休館)
出品作家:青田真也、八嶋有司、吉田周平

本企画は、1996年の開館から10年間開催した「神戸アートアニュアル」と同じく、センターの設立主旨である若手芸術家育成の理念に基づいて実施する、新たな若手支援プログラムです。
当センターの1階に向かい合う「KAVCギャラリー」とコミュニティスペース「1room」を1つの空間(1floor)と見なし、若手作家があらゆる要素と対話しながら企画を創り上げます。
1980年代生まれの3名の作家達の作品が1つの空間(1floor)に共存することで奏でられる三重奏をお楽しみ下さい。

参加作家はともに80年代生まれの青田真也、八嶋有司、吉田周平の3人。表現形体が異なる彼らがディスカッションを通して一から作っていくという企画だそうです。っていうか、80年代生れって!!!!

個展は別として、”展覧会を作る“っていう経験はアーティスト自身にとって実はありそうで意外となかったりします。もちろんそれを専門とする立場としてキューレーターがいるわけですが、若い作家の作品が集まる展覧会の多くはそれがもうけられていない場合が多く、かといって作家同士がしっかりと合意形成しながらつくりあげていくというケースもそれほど多くない。で、結局“グループ展”とかよくわかんないこと言ってお茶濁しちゃったりするんだから、そりゃあアンタ社会からも遠くなるわなってな話です。

少し前に世界のナベアツがとあるインタビューで「ジャリズム時代の仕事は弁当のおかずをつくる仕事で、構成作家時代の仕事は弁当箱を作る仕事。その両方をふまえて世界のナベアツはやってます」みたいなことを言ってたんですが、そういう意味で育成事業としての「No potato of name」はよく練られてるのかなという気がします。ただ、ナベアツの場合は“育成”ではなく実践としての”機会“だったわけで、アートもそういう場が増えたらいいのになぁと、もはや“育成”もしてもらえない立場としては思ったりしてw。

初日の23日にはアーティストトークとレセプションパーティーもあるそうです。


世界のナベアツ 3の倍数の時アホになる音声電卓
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2008年08月17日

御堂筋でリュックサック展覧会

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ハシゲショックの影響で開催中止となった御堂筋パレードですが、そのかわり梅田新道〜本町間を歩行者天国にする「御堂筋kappo」というイベントが開催されるようです。要はパレードではなくホコテンに近い内容で、コンサートやオープンカフェ、物産展などが開催されるようですが、その中でちょっと面白いプロジェクトを見つけました。

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『リュックサック展覧会』
リュックサックに作品を詰めたアーティストが集まり、御堂筋の路上約100メートルを使って展示する、4時間だけの合同展覧会です。

転載元:大阪21世紀協会/御堂筋kappo(仮称)

これってリュックサックマーケット meets リュックサックプロジェクトじゃね?

「リュックサックマーケット」は中崎町コモンカフェあたりからはじまったリュックサックにものをつめておこなうフリーマーケットプロジェクト。といっても実はフリマ自体が目的ではなく、むしろフリマをだしにしてその場所に行って集うことが目的。なので実際の開催場所は、芦屋の山の上だったり摩耶山の上だったりします。一方、「リュックサックプロジェクト」はアイルランドを中心に行われているアーティスト交流プロジェクト。アーティスト自身がリュックサックに作品や制作のための材料を入れて渡航先で展覧会をするというもので、2007年には神戸のC.A.P.ともアーティスト交換+展覧会が行われました。

個人的にはリュックサックマーケットもリュックサックプロジェクトも、実は同じような趣旨というか発想から生まれたものだと理解しています。つまり「予算」と「制度」と「交流」。お金をかけずに、既存の制度の中で、いかにして交流する場をイベントとして作り出すか……って書くとなんだかすごくヒダリな動きのようにもとれますが、何のことはない、めんどくさいこと抜きに面白いことやってトモダチふやしましょうって話なわけで。

ちなみに出展の条件は下記のとおり。

1. 会場での作品の販売はできません。あらかじめご承知ください。
2. 使用できるスペースは、最大で2m×2mとなります。
3. シートなど展示に必要となるものは、各自でお持ち込みください。
4. 表現についての制限は基本的にありませんが、公序良俗に反すると判断された場合にはご遠慮いただくことがあります。
5. 御堂筋は大阪市の路上喫煙禁止地区に指定されておりますので、喫煙は不可です。また火気及び危険物の使用、発電機の持ち込みはできません。
6. 雨天時の対策については、各自でお願いいたします(実施については状況判断で対処します)。

いろいろ書いてますがポイントはこの一点。

表現についての制限は基本的にありません=つまり何やってもOKwww

ちなみに応募締め切りは8月22日(必着)。興味あるひとはどうぞ。


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団地啓蒙イベント「ダンパク2」って何だ?

ブロガーミーティングでお世話になってる「キョート*ダンメンロシュツ」の吉永健一さんが今度は団地系イベントを開催するようです。題して「ダンパク2」……え、「2」?。

ダンパク2~大団地博覧会 スターハウスはふたたび輝く

全国の団地カリスマが一堂に会する、まさに団地サミット。今年は立ち見を出した昨年の反省と自信から無謀にも200人収容のライヴハウスを借り切ってしまいました。団地マニアたちによるトークショーのほか団地写真・模型の展示オリジナルトートバックの販売もあり。さらにパワーアップした『ダンパク』にご期待ください。団地を愛するあなたの団地欲を満たす至福の一夜をお送りすることをお約束いたします。

日時:2008年9月20日(土)
会場:心斎橋 club jungle
料金:2000円(FOODバイキング込)、DRINK代別、当日券のみ、椅子席80席
企画:プロジェクトD(http://codan.blog120.fc2.com/)

「こんなイベント誰が行くんだよーw」とか笑いつつ、結局みんな気になって行く感じのイベントですね。もはや吉永さんはプロデューサーとしても最高の人材ですよ。だってもういろんな意味でキャッチーすぐる! っていうか「団地カリスマ」ってなんだよwwww

ブロガーミーティングでも話にあがりましたけど、リアルなイベントの開催はネット上のコンテンツやネットワークを手っ取り早く取り出して見せるのにはかなりいい方法なんだと思います。当たり前のことだけど「団地」っていう狭いキーワードにしたって、オンラインとオフラインのコミュニティーって実はそれぞれ別だったりするんだと思うんですよね。吉永さんはそのあたりよく分かってはるんやなぁと。

ちなみにもはやこのエントリーを呼んでいる方には説明する必要ないと思いますが、吉永さんは3月に発売された例の団地DVDの制作にも関わっていらっしゃいますよ!

団地日和
趣味
B0011MR97I

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2008年08月16日

dracom新作公演『ハカラズモ』

以前208のSHOWCASEでゲストに来ていただいた筒井潤さんが主催する特殊実験演劇集団「dracom」の新作公演が京都と東京であるそうです。

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京都芸術センター舞台芸術賞2007受賞者公演
『ハカラズモ』
http://blog.dracom-f.com/blog.php?ucid=1794

《京都公演》
日時:9月13日(土) 15:00/19:30
   14日(日)13:00*/17:00
会場:京都芸術センター 講堂

《東京公演》
日時:10月10日(金) 19:30 / 11日(土)14:00
   12日(日)14:00/18:30 / 13日(月・祝)14:00
会場:森下スタジオ Cスタジオ

料金:前売 2,200円/当日 2,500円

知らなかったんですがdracomは京セン舞台芸術賞2007」で大賞を受賞してたんですね。いまさらですがおめでとうございます!

dracomの公演は2006年の『空腹者の弁』を心斎橋ウイングフィールドで観たんですが、面白さをうまく言語化できる自信がなくてブログにも書かないままでいました。正直なところものすごくつかみ所がないというか、目の前で何がおこってるのかものすごく分かりにくいんですよ。確かにそこには出演者がいて動いたり話したりしているわけですけど、実は”舞台的“に何もおこってないんじゃないかというような。それはきっと演出や物語の構成の組み立て方によるもので、やはりそれこそが評価されたうえでの受賞ってことだと思うんですが、それにしても京センはすごいなぁ。京都から新しい表現を排出しようという気概を感じます。(そういえば筒井さんは同じく芸センの山下残「動物の演劇」にも出演されてました)

ちなみに今回の公演について筒井さんからいただいたメールにはこんなコメント。

実に単純な発想なんですが、観ていると酔っぱらったときみたいに気持ち悪くなるということで評判のユニークな演出方法による上演です。

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2008年08月08日

北浜のフレンチ「ラ・トォルトゥーガ」は本気でがっつり系

○○○2周年記念を祝して、たまには旨いもんでもと、北浜のがっつり系フレンチとして知られるビストロ「ラ・トォルトゥーガ」に行ってきました。

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ローケーションは北浜駅から歩いて3分ほど。証券取引所のちょうど裏手あたりの、なぜかそこだけちょっとこましなレストランやカフェが何軒か並んである小さな通りにありました。店内はテーブルが7〜8とカウンター、変な派手さもなく、いい意味でこざっぱりとしたビストロ。ちなみに僕らが行ったのは木曜日の1時前、その時点で一番乗りだったみたいですが、1時を過ぎると一気に客が増えてほぼ満員となりました。

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メニューの方は2300円のコースのみ。スープ、前菜、メイン、デザートかチーズ、コーヒー、それにパンが食べ放題。ちなみにこの日のメニューは下記のとおり。デザートかチーズかを選べるのがけっこうポイントかも。ちなみに僕はサバのテリーヌと子羊の煮込みクスクスをオーダー。

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子羊の煮込みクスクス、奥はシャラン産鴨のコンフィ。両方とも今度作ってみたい。

で、まぁ結果から言うと、本当にものすごいがっつり系でした。フレンチって量が少なさを無意識にパンで補充したりするとおもうんですけど(あ、僕だけ?)、まったくその必要なし、というか変にパン食べすぎたら普通の女子なら確実に最後までたどり着かないと思います。味の方も、いわゆるフレンチっぽい繊細さはそれほど感じませんが、すこし家庭的というか、”シェフがつくった普段フレンチ“っていう感じで、値段と量のことを考えても十分。というか、そういう食べさせ方をさせたいお店なんでしょう、デザートも桃のコンポート、柑橘系のシャーベット、レーズンの焼き菓子の3つ盛りで、予想以上に大満足。

しいて気になるところと言うとすれば、飲み物のメニューがないところ。ワインをグラスで何杯か注文したんですが、ワインどころかドリンクのメニューがないん。で、店員さんに聞いたところ「白ワインですね」と、銘柄も教えてくれず自動的に選んで入れてくれましたw。あと量が多すぎて結果的に味の印象が薄いっていうのもありますが、このあたりもまぁ好みの問題かなぁと。

味  ☆☆☆
量  ☆☆☆☆☆
値段 ☆☆☆☆

ラ・トォルトゥーガ (La Tortuga)
06-4706-7524
大阪府大阪市中央区高麗橋1-5-22
営業時間 11:30~14:00
18:00~22:00(予約制)
定休日 日曜日


中野 寿雄「美味しいフランス家庭料理―中野寿雄のメニューブックより」
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22:45 | トラックバック (0) | 固定リンク

208 SALON メガネフレーム vol.20 〜 ポニョは手書きだそうですが、3DCGアニメってどうなの?

古本とアニメが交差する京橋のエアポケット、古本屋メガネヤがお届けする月に1度のアニメーションレクチャーパーティー「メガネフレーム」。メガネヤ店主の市川ヨウヘイ氏が毎回珠玉のアニメマスターピースをセレクト、あなたの知らない「アニメの見方」を伝授しちゃいます。20回目を控えた今回は、なんと意外や意外、3DCGアニメ特集!



208 SALON
メガネフレーム vol.20

〜ポニョは手書きだそうですが、3DCGアニメってどうなの?
ニモとかレミーとか、きらりん☆レボリューション(笑)とか


ニモでは海の質感、レミーではキャラの愛くるしさなどを充分に描いているピクサー制作の3Dアニメの充実ぶりは気になるものです。けれど2Dを手放した彼らの中にも宮崎監督のファンが多いことはよく知られた事実。「ポニョ」では「手描き」にこだわっているようで、この対象的な事実をうけ、今後アニメがどうなっていくのか気になるものの、どちらにも何かしらの信念は感じるものです。
一方で、日本のテレビアニメの3DCGの利用方法はどうなのか?非常に良く考えられて使われているものから、首を傾げたくなるものまで(特に小学館のコロコロ関連や低年齢向け)様々です。
どこの世界(業界)にもあることですが、コンピューターが入ることで変わるアニメの世界をちょっと考えてみようと思います。

開催日:2008年8月8日(金)
時 間:19:00 〜
参加費:1,000円(1 drink+ポップコーンつき)
    ※お食事・お夜食も別途ご用意しています。
定 員:10名(要予約)

《今回の解説予定作品》
・レミーのおいしいレストラン
・ファインディング・ニモ
・きらりん☆レボリューション STAGE3
・パンダコパンダ
・秒速5センチメートル

[速報] ちなみにメガネヤさんには、こっちにも講師として参加してもらうことになりましたので、興味のある人はどうぞ。

18:29 | トラックバック (0) | 固定リンク

2008年08月07日

今週土曜は大人のアート臨海学校(夜の部)

今週土曜はC.A.P.「おとなのアート臨海学校/夜間部」。夜の8:00から始まって終了は朝の6:00、知力と体力に挑戦するC.A.P.初のオールナイトプログラムです。 チラシでは詳細は伏せられていましたが、この場におよんで内容がどんどん濃厚になってきて、あの人のライブや、あの人のセレクションの映像上映会、あの人の夜食料理講座などなど、かなりいいCAPらしい夏の一夜になりそうです。

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CAPARTY vol. 29 アートりん海学校
【おとなのアート臨海学校/夜間部】

海のうえで学ぶ、夜から朝までの大人の臨海学校です。知力と体力に挑戦!全員に卒業証書授与!1晩限りのクラスメートと迎えるみなとの日の出は感動間違いなしです。

日時 :8月9日(土) 21:00〜10日(日)06:00
参加費:5,000円(講座受講料、材料費、夜食+1ドリンク付き)
定員 :40名(20才以上)

転載元:C.A.P. STUDIO Q2: CAPARTY vol. 29【(おとなの)アート臨海学校/夜間部】

これで5,000円はかなりお得でお腹いっぱいだとおもいます。

定員まであともう少しだけ余裕があるみたいなんで、興味のある人はさっさともうしこんでください

12:04 | トラックバック (0) | 固定リンク

2008年08月05日

実録、iPhone落としました(後編)

前編はこちら

つい数十分前に通ったばかりの住宅街の小道をもはや絶望的な気分で走らせていたその時、視界の隅に白くてひかる物体が……ま、まさか!?!?

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バイクを止めて願うような気持ちで近寄ってみます。一歩一歩近づくほどにその白くて光るものの形が闇の中で浮かび上がっていきました。そしてそれはやはり数十分前に僕のショートパンツの右ポケットから滑り落ちたであろうiPhoneだったのです!

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とりあえずすぐに拾い上げて、暗闇の中でiPhoneの表面をなでるようにして破損状況を確認。幸いにも、というか奇跡的にも、スクリーン面には大きな傷はない様子。代わりに裏面と側面には指で触ってはっきりと分かるくらいのえぐれたような傷が2箇所、3箇所、4箇所……。しかしそんなことは大した問題ではなく、次の瞬間、僕はiPhoneのスリープ解除ボタンを押したのです。

”SIMカードが挿入されていません……”

SIMカードの挿入口を確認しても抜け出たような形跡なし。ということは落ちたときの衝撃で接触が悪くなったか。とりあえずなんとか冷静さを取り戻し、再起動。こころもちなんだか起動に時間がかかたような気もしましたが、とりあえず平常どおり起動しました。ふぅーー。試しにその場から自宅に電話してみたところ、いつもどおりちゃんとコール3回で留守番電話、どうやらちゃんと電話として使えているようです。ネット接続も確認してみましたが、こちらもとりあえず問題なし。

ということで、みなさんご心配おかけしましたが、おかげさまで僕のiPhoneは無事です。 というよりむしろ「ひっぱっといて何やねーん」という声が聞こえてきそうですけどwww

なお、最後に傷の状況を報告しておくと、大きな傷は全部で5箇所。横向き(立て向き)に転がったのかほぼ側面に近い部分が傷ついていて、逆に裏面の損傷は1箇所だけでした。また表面は、さすがの強化ガラス、かすり傷ひとつついてませんでした。つまりこれ、よくその辺で売ってるラバーケースとかつけちゃうと傷全部隠れちゃうっていう、これまた奇跡的な傷つきっぷり。ずいぶん前にMacPowerの連載でも書きましたけど個人的に「iPodはケースに入れない派」なんですがは、今回はとりあえず滑り落ち防止の意味でも近日中にケース派に寝返る予定です。

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それにしてもそれなりのスピードで走ってるバイクから転げ落ちても普通に動作してるiPhoneって、実は物理的にかなり強度があるのかもしれません。


小宮山みのり「きみょうな落とし物」(ディズニー フェアリーズ おはなし絵本)
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2008年07月30日

実録、iPhone落としました(前編)

月曜日の深夜。夕方から始めた仕事がようやく一息つき、ちょうど同じタイミングで小腹がすいたので、原付で外に出ることにしました。最初に向かったは家から2キロほど離れた県道ぞいにあるラーメン屋。そこで高菜ラーメンセットをたいらげた後、もう少し気分転換にとそこから2キロほど離れたファミレスへ。駐輪スペースに原付を停め、シートの下にメットをしまい、いざ店内へと歩きながらポケットの中の財布とタバコを確認したその時のこと。

「あれ、iPhoneどこ?」

ついさっきまでハーフパンツの右ポケットに入っていたはずのiPhoneがない。左のポケットにも、お尻の左右のポケットも、原付のハンドルポケットにもメットインにも、どこを探しても見つからない。確かラーメン屋でそれは確かに右ポケットの中にあって、そういえば一度時間をみるために取り出して、それをテーブルの上の箸置きの横において、それを通りかかった店員が「あっ、iPhone」みたいな感じで見ていって……ってことは店に置いてきた? ということで、しまったばかりのメットを取り出し、ふたたびラーメン屋へ。レジのところにいたさっきの店員に“iPhone”ではなく“裏が白いケータイ”を忘れてなかったかとちょっと照れながら聞く。答えは「えーっと……なかってですけどねぇ」。さっきまで自分が座っていた席まで行ってテーブルやその周りを探してみるけどやっぱりなし。

で、ここにきてはじめて自分が置かれている状況とに気付きました。

「もしかしてiPhone失くした?!」

おそらく日本で初めてiPhoneを紛失した気分というのはなかなかすごいものがありました。信じられないほど高いであろうソフトバンクへの違約金。書かないわけにはいかないiPhone紛失報告のエントリー。そしてそのあとしばらくは貼られる「あぁ、あのiPhone落とした人」的レッテル。そんなものが一斉に頭の中をよぎりテンションは一気に底までダウン、と同時にこの状況をなんとかして脱するためのあらゆる可能性についてものすごいスピードで考え、そのせいか血の気は引いているのに後頭部のあたりだけが少し熱くなるような奇妙な、まるで『パラサイトイブ』の主人公のような感覚がおこりました。

iPhoneがない。これを引き起こした原因としておおよそ考えられる可能性はふたつ。ひとつはラーメン屋における盗難、つまり僕が席にiPhoneを置き忘れてから店員がラーメン鉢を下げに来た短い時間に誰かがそれ持っていってしまったということでした。しかしこれは僕が店を出たとたんに忘れ物に気付いてすぐに戻ってきてしまうことや、ラーメン屋という密室状況、さらに契約されて初めて使用可能な携帯電話というものの性質(iPhoneの場合はSIMカードを入れ替えれば使える?)を考えると、その可能性は限りなく低いように思われました。となると考えられるもうひとつの可能性、すなわちラーメン屋からファミレスまで原付で移動する間に何かの理由でiPhoneがポケットから滑り落ちていったということ。こちらの可能性に関しても4万キロという原付経験からは考えにくいものでしたが、ハーフパンツのサイズが少し大きめであることやポケットの口がやや広めであること考えると、理論的には十分にあり得るものでした。

まぁいずれににせよiPhoneが無傷で戻ってくることは絶望的だったわけですが、いちおう念のためラーメン屋からフェミレスへと移動した道のりをもう一度たどり、落としたiPhoneが転がっていないかを確認することに。もちろんそれが車にひかれて粉々になったiPhoneの残骸であることも十分に考えられたわけですが、朝7時から並んで手に入れたそれの最後を見届けることも必要に思えたのでした。

ちなみにラーメン屋からフェミレスまでの経路は下記の通り。



※地図が表示されていない場合は個別ページをご覧ください。

この経路は決して一般的なものではなく、通常は決して通らないような住宅地の中を経由しています。とりたてて便利な抜け道というわけでもなく、むしろ若干の遠回りになっていますが、夜中に原付を走らせているとその小回りのきく機動力がゆえ、ついつい通ったことのない裏路地を通ってみたくなったりするものです。

ラーメン屋から南へ、片道3車線の県道のどのレーンを通ったかを思い出しながら徐行し、中央分離帯が途切れるあたりで折り返し北へ、そこからちょうどiPhoneを購入したSoftBankショップのある角から川沿いの脇道へ。この辺りにしては珍しく田んぼや畑が連なるあたりをこえ、昭和の小民家が建ち並ぶような街灯もほとんどない暗い裏路地へ。原付のヘッドライトが照らすコンクリート舗装の路面に目を凝らしながらすすんでいくと、そこにはなんと白く反射するあの物体が!!!

次回、衝撃の写真公開!


小宮山みのり「きみょうな落とし物」(ディズニー フェアリーズ おはなし絵本)
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2008年07月26日

明日のメガネフレームは押井守特集です

明日は208の月に1度のアニメーションレクチャーパーティー「メガネフレーム」。謎の多い古本屋「メガネヤ」店主の市川ヨウヘイ氏が毎回珠玉のアニメマスターピースをセレクト、あなたの知らない「アニメの見方」を伝授しちゃいます。19回目となる今回は、8月2日公開予定『スカイ・クロラ』に向けて2回目の押井守特集です。

208 SALON
メガネフレーム vol.19
〜 イノセンスっておもしろいんですか?
押井守を知らない人の「スカイ・クロラ」を見るための準備(苦笑)

http://www.mediapicnic.com/208/archives/2008/07/megafure19.html

メガネフレームは普段アニメから縁遠い方によく来てもらってるんですが、そんなお客さんに「イノセンスっておもしろいんですか? あの、私は…、よくわからなかったんですよね…。」的な勇気ある発言をいただきました(笑)ほかの押井作品を観ないでイノセンスだけ観たそうでそりゃぁ、確かにわからないはずですww
そこで、この夏公開される押井守の最新作「スカイ・クロラ」を、少しでも劇場に観に行こうという気分になれるように、「スカイ・クロラ」を見るための準備としていくつか選んでみようかと思います。これで観る気になれたらいいですが、もう観なくていいや〜とならないか心配ですww
知っている人も、でっかいプロジェクターなんでテレビ画面だけのだった人もどうですか?

開催日:2008年7月27日(日)
会 場:208南森町
時 間:15:00 〜
参加費:1,000円(1 drink+ポップコーンつき)
    ※お食事・お夜食も別途ご用意しています。
定 員:10名(要予約)

《今回の解説予定作品》
・INNOCENCE(イノセンス)
・ミニパト
・機動警察パトレイバー2 the Movie
・御先祖様万々歳

・立喰師列伝 などなど。

それにしてももう19回もやってるんですね。ここまでやったら普通どんどん深みにはまっていきそうなもんですが、あくまでも「アニメを見たことのない人のために」という当初の軸がそれほどぶれてないのがいいなぁと思います。っていうか結構難しいと思うんですよ、そういう空気を保ち続けるのって。とりわけネタがネタってはなしもあるしw

それはともかくメガネフレーム押井守特集は明日です。


押井 守「イノセンス創作ノート 人形・建築・身体の旅+対談」
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2008年07月25日

C.A.P. “大人の”アート臨海学校

C.A.P.の夏の風物詩、夏休みワークショップウィーク「アート林間学校」……じゃなくて「アートりん海学校」。今年はこれまでのアラカルト形式から通していくつかのワークショップを行うコース形式に変更。それにともない大人向けカリキュラムも大幅改造されました。なんと開始時間21:00、終了予定30:00、知力と体力に挑戦するオールナイトプログラムです。

080725_caprinkai.jpg

CAPARTY vol. 29 アートりん海学校
【おとなのアート臨海学校/夜間部】


海のうえで学ぶ、夜から朝までの大人の臨海学校です。知力と体力に挑戦!全員に卒業証書授与!1晩限りのクラスメートと迎えるみなとの日の出は感動間違いなしです。

日時 :8月9日(土) 21:00〜10日(日)06:00
参加費:5,000円(講座受講料、材料費、夜食+1ドリンク付き)
定員 :40名(20才以上)

転載元:C.A.P. STUDIO Q2: CAPARTY vol. 29【(おとなの)アート臨海学校/夜間部】

基本昼型のC.A.P.でこんな企画出したのじつは僕なんですけど、実際なかなか盛りだくさんで素敵な内容になっています。こっそりお教えしますが、日付が変わってからあんな人のあんなライブが見れたりもします。これで5,000円は意外と安いかも。

もちろん要予約ですので、お早めにご予約どうぞ。

06:31 | トラックバック (1) | 固定リンク

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