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アンリ・サルヴァドール、ありがとう、ありがとう。
2008年02月15日 |
音楽
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フランスの国民的シンガー、アンリ・サルヴァドール(Henri Salvador)が亡くなりました。
アンリ・サルヴァドールが2月13日、パリ市内の自宅で動脈瘤破裂による脳出血のため死去した。享年90歳だった。
転載元:bounce.com
Henri Salvador "Jardin d'hiver"
この曲が収録されたアルバム"Chambre avec vue" がリリースされた翌年の2001年、僕はフランスに渡り、マルセイユの小さなアパートのキッチンでいつもこれを聴いていました。今でもこのCDを聴くと、マルセイユのいろんな出来事や、匂いや、味や、手触りを、まるで昨日の事のように思い出します。
いわゆる「フレンチ・ボッサ」な流れで有名なアンリですが、一部で「フランスの植木等」と呼ばれるように、もとはといえばコメディアン出身。それも客として観にいっていた劇場で「君の笑い声はスゴい!」といきなりスカウトされてその世界に入ったというなんともユニークな芸歴の持ち主。
Henri Salvador "Minnie Petite Souris"
このころの仕事に関しては、日本でも1999年に「rigolo」というアルバムでまとまったカタチで紹介されています。で、僕はそれをたしか神戸のタワレコの試聴コーナーで聴いて、ほとんど発作的に「よし、フランスに行こう!」と決心したのでした。どうしてそうなったのかは今思い返してもよくわかりません。ただ彼の音楽の持つ「日に当たる」感じに対して直感的に自分の進みたい人生の方向みたいなものを見たようにおもいます。
彼の歌は、他のシャンソンにありがちな「人生の悲哀」を重く歌ったものはほとんど無く、甘く、美しく、それでいて明るい。「笑う」ということをとても愛している。人生はこれほどに楽しいものだ、ということを、美しいクルーナーと歯切れの良いギターで、現在もフランスの国民的エンタテイナーとして愛されています。
転載元:アンリ・サルヴァドール〜人と音楽
ついでにいうならフランスの中からあえてマルセイユを選んだひとつの理由にも、当時ほぼ引退状態にあった彼が南仏で隠居暮らしをしているということをライナーノーツで知ったことがありました。もちろん彼に会いにフランスに行ったわけじゃありませんが、もしかしたらどこかでばったりと会うこともあるのかもしれないなという期待というか予感のようなものが僕にはありました。結果的にその期待や予感は見事に外れ、僕と彼が会うことはありませんでした。それでも僕はアンリ・サルヴァドールという音楽家を、彼の音楽をとおして、まるで本当に近しい人のように想うことができます。
アンリさん。たくさんの素敵な音楽をありがとう。またいつか、僕はあなたの暮らした南仏で、あなたの音楽を聴きくことでしょう。本当にありがとう。
サルヴァドールからの手紙
アンリ・サルヴァドール フランソワーズ・アルディ 
Essentials
Henri Salvador 
Live Au Palais Des Congres 2004
Henri Salvador 
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