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オープンソースなヨシコのナポリタン

2007年06月28日 | 美味しい | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

僕が参加しているmixiコミュニティの中でおそらく最も投稿が多い「自宅でパスタ」コミュ。メンバーの考案したオリジナルパスタやそのレシピが頻繁に公開されていて、主食がパスタの自分も結構参考にさせてもらってます。

で、その中でちょっと気になったレシピを発見。タイトルは「ヨシコのナポリタン」。

060628_yoshiko.jpg

ヨシコのナポリタン

《材料》
卵1個、ケチャップ、にんにく、唐辛子
《作り方》
茹でたパスタをオリーブオイルで香りを出したにんにく・唐辛子の中に投入!!即、ケチャップと生卵を加え、箸でぐちゃぐちゃと掻き回す。卵が半熟になったら、塩・コショウで味を整えて完了。

転載元:[mixi] 自宅でパスタ | 【ナポリタン】 ヨシコのナポリタン

投稿したのはヨシコ……ではなくヨシコの息子に当たる「万博」と名乗る男性(ハンドルがまたナポリタンっぽいw)。彼曰く「これをナポリタンと呼ぶヨシコチャン、尊敬します」とのこと。

で、この素っ気ないナポリタンがコミュで大人気。すでにコメント数は1000にも届きそうな勢いです。メンバーによるアレンジも加わって、今では略して「ヨシナポ」で通るまでになっています。僕はまだ作ったことはないですが、冷蔵庫にあるもので作れそうなので、こんど試してみようと思います。

それにしても面白いのは「食」っていうのはやっぱり文化としてパブリックなんだってこと。当たり前のことですが、ヨシナポはオープンソースなんですよね。だから誰がヨシナポをつくってもかまわないし改良を加えても構わない。つまりヨシナポは公共のものっていう価値観が暗黙の了解のうちにあって、それをみんなで育ててる。もっと言えば、レシピを公開した万博氏もそのことを承知の上でソース(=レシピ)を公開している。この延長線上にキハチの料理本なんかもあるわけで、もちろんモノによっては誰でも上手く作れるわけじゃないですが、それでもやっぱり基本オープンソースなのは食が文化としてパブリックだからなんだなぁと……。

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2007年06月30日 19:08 | 塩豚inヨシナポ from 函館食道楽