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OSXでentourageからMacMailへの乗り換えがきわめて困難

2003年08月19日 | アップル・Mac | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

あまりパソコン然とした話をするのは好まないけれど、同じような境遇の方もおられるかと思い、たまには踏み台になってみようとも思う。Misrosoftのメールソフト「entourage」について。

少し前になるが、entourageの調子が悪くなってしかたなくOS X標準のMail.appに乗り換えた。正確にはentourageのメールアーカイブの一部が壊れてしまったらしい。これはOutlook系メーラーにはよく起こることで、これらはメールボックスを一個の独自形式アーカイブにまとめて保存するため、どこかちょっとでも不具合が出るとメールボックスそのものをあけれなくなったりする致命的な欠点を持っている。ちなみに自分の場合、壊れたメールボックスには過去数年間のスパム以外のメールが全部保存されていて、現状としては状況はかなり厄介である。

で、普通なら乗り換えたメーラーのインポート機能なり何なりをつかってメールボックスまるおと吸い上げればいいのだが、そういうわけにもいかない。Mail.appにはentourageからメールをインポートすると文字化けをおこす不具合がある。これはMail.appがリリースされてからずっと指摘されている問題だが、いまだに改善されていない。

さらにやっかいなのはentourageからのメールインポート機能をサポートしているメーラーはMail.app以外に存在しない。そしてentourage自体もメールをタブ切りテキストのような形式でエクスポートする機能を持っていないと言うから、実際どうしようもない。

この件に関していろいろと調べてみたが、結局これという対応策はみつからなかった。以前、ApplelからMail Import Scriptなるものが配付されていたが(現在はAppleのホームページでは公開されていないもよう)、これもかなり動作不安定な眉唾もので、スクリプトの動作メモリーなどを書き換えて動くかどうかといったかんじである。

で、結局のところメールアーカイブファイルをそのままCDにバックアップしたまま問題は棚上げにしていたのだけれど、ここにきてちょっとした光が見えてきた。Entourage Email Archive Xというシェアウェアだ。これはEntourageのメールをいろんな形式に書き出すといったもので、タブ切りテキストの他にも、Eudora形式やフォルダ分類されたテキスト形式などにも対応している。

まだシェア代をはらっていなくて機能制限がついたままなので分かる範囲の話でしかないけれど、これをつかって全てのメールを他のメーラーと互換性のある形式に書き出せば物理的には完全な形で移行できるはずだ。

それにしても売り物のソフトの不具合をカバーするためにシェア代を支払うというのも、なんとも情けない話だ。

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