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辻和美「Daily Life」(CAS)を観てきました

2007年05月29日 | 関西/大阪アートシーン | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

現在CASで開催中の展覧会、辻和美「Daily Life」に行ってきました。

RIMG0064.JPG

シンプルなつくりの展覧会なので細かい内容は書きませんが、ガラスという素材が持つ重量感であったり透明性であったり壊れやすさであったりといった特性が具体的な物語や情景をともなって感じられる展覧会でした。最後に素材へ帰っていくような作品は実はちょっと苦手だったりするんですが、この展覧会の場合、そこに導くまでのレトリックに作家のセンスがいい感じで反映されていたように感じます。解説では「危うい日常とそこに潜む凶器」みたいな部分での捉え方をされていましたが、個人的にはもうちょっと純粋に感覚的な心地よさの部分で観てもいいんじゃないかなと思いました。

あと、個人的にはギャラリー奥のまどがちょっと空いていたのがすごく気が利いててよかったなぁとw あれは作家の指示なんでしょうか? それとも……

会期も長いのでお近くに行かれた際にはぜひどうぞ。

辻和美展 「Daily Life」
http://cas.or.jp/2007/TSUJI/index.html

会期 2007年5月26日(土)〜6月23日(土)
会場:CAS(大阪市中央区久太郎町)
キュレーション:越前俊也(同志社大学文学部美学芸術学科准教授)

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