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4/14 シンポジウム「“個人”から発信するアート情報とその可能性」報告

2007年04月27日 | 岩淵拓郎の仕事 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

もう10日以上前の話になってしまいましたが、パネラーと出席したシンポジウム「“個人”から発信するアート情報とその可能性」の報告をちょっと。

シンポジウム「“個人”から発信するアート情報とその可能性」

日時:4月14日(土) 19:00〜
参加費:1,000円
会場:應典院本堂ホール

ゲスト(50音順):
岩淵拓郎(美術家/編集者)
小暮宣雄(京都橘大学文化政策学部文化政策学科教授
小吹隆文(美術ライター)

総合進行:朝田亘(築港ARCチーフディレクター)

主催:大阪市・財団法人大阪城ホール

まず、今回のシンポジウムのポイントは「個人」というところだった思うんですが、計らずしも僕をふくめた3人が見事に違う立ち位置から情報を発信していたいう点が印象的でした。つまり小吹さんはフリーのライターとして、小暮さんはアーツを愛する個人もしくは大学の先生として、僕はしがない美術家としてw、それぞれの理由でアートにかんする情報発信をやってきた。で、その背景には当然それぞれのバックグラウンドがあって、言われてみればそれが確かにそれぞれのコンテンツに表れているように感じました。当たり前の話なんですが、「アート」であったり「関西」であったり「ブログ」であったりというある意味同じ土俵にいるんだけど、その理由やスタンスはずいぶん違うんだなと。こんなことを改めて認識できたことが個人的にはすごく大きかったように思います。

もちろんその違いの内容そのものについてもいろいろと参考になるお話がありました。小吹さんの「批評は軽々しくするものじゃない」というお話は、たぶん彼自身がライターとして活動されてきた経験というか実感によるものなのだと思いますが、逆にここ数年ネットに近いところにいた自分としてはけっこう真逆の感覚を持ってたりして、今後も何らかの形で情報発信を続けていく上でもうすこしちゃんと考えておかなくちゃと感じました(もちろん何も考えてないわけじゃないんでがw)。小暮さんに関しては、なんていうか本当にそのまんまというか、彼の生活の延長に結果的な情報発信があって、それはそれですごく理想的な個人による情報発信のあり方のように感じましたし、またコンテンツを魅力的にするための秘訣だろうなとも感じました。

シンポジウムとしては最後まで議題があやふやで来てくれた参加者には少し申し訳ないことをしたなと少し反省する部分もありました。ただ、そもそも何かひとつの結論や課題を見いだす場でもなかったように思うので、とにかく「アート×情報×個人」っていうキーワードでこういうやりとりがある意味オフィシャルに行われたということにはそれなりに意味があったと思います。最後の質疑応答では参加者のほとんどが実は非ブロガーだったという衝撃の事実(これはちょっと予想外でしたw)が明らかになったりもしましたが、こういう動きがアートの世界でも少しずつ起きているんだということを現場の声として少しくらいは伝えられたんじゃないかなと思っています。

最後に、小暮さん、小吹さん、どうもおつかれさまでした。お二人にはまたどこかでお目にかかることもあるかと思いますが、今後ともブロガー同志としてよろしくお願いいたしますw そして今回の場をセッティングしてくれた築港ARCと應典院寺町倶楽部のみなさん、どうもありがとうございました。

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2007年05月10日 04:29 | クローズアップ現代のアルファブロガー特集 from 岩淵拓郎「日々嘉綴 総合(ひびかて そうごう)」