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岩淵拓郎展「言葉のある風景:應典院」

2006年10月01日 | 岩淵拓郎の仕事 | del.icio.usに追加 | はてなブックマークに追加 | livedoorクリップに追加

2006年の個展が始まりました。ぜひ遊びにきてください。

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10月1日(日)〜31日(火)
岩淵拓郎展「言葉のある風景:和歌浦」
http://www.mediapicnic.com/outenin/

開場:大阪市天王寺区 浄土宗應典院
   大阪市営地下鉄「谷町九丁目」「日本橋」下車
   http://www.outenin.com/
時間:11:00〜19:00 入場無料
企画:應典院寺町倶楽部
主催:財団法人 大阪都市協会


《解説》
岩淵拓郎は、雑誌や新聞での執筆・編集をはじめ、ウェブやパーソナルメディアによる情報発信の実験・実践を行いながら、文字とその意味をモチーフとした作品づくりを中心に、一貫して言葉に関心を向け続けている作家である。
世界を理解するために必要な言葉。美術館や博物館で見られるキャプションは展示品を説明するために設置され、そのものとそのものの意味を見る人に理解させるツールとして使用される。
「世界を変えるのは簡単。ただ、そこに言葉を置くだけ。」
まるでキャプション然としている岩淵の作品の数々は、設置される場所との出会いによって、ものと意味との関係や、言葉を前提とした世界の理解とは何かを見る人に投げかける。
應典院という場所には、1997年の再建にあたって「どこに転がるのか風まかせではなく、新しい都市の文化装置というテーマを実現していく」という願いが込められている。神戸・CAP HOUSEをはじめ、各所で行われてきた岩淵による言葉の力への訴求が、應典院における場所の力とどのように共鳴していくのか。言うまでもなく、共鳴を成り立たせるのは見る人による言葉と場所への関わりであろう。
目の前にひろがるながめ、この世界を、言葉によって見つめなおす契機となれば幸いである。
應典院寺町倶楽部

《岩淵拓郎プロフィール》
http://www.mediapicnic.com/iwabuchi/
1973年兵庫県生まれ。関西を中心に文字とその意味をモチーフとしたマルチプルピースやインスタレーションなどの作品を発表。同時に雑誌・新聞などでの執筆と編集に関する業務を行う。また、ウェブやメールマガジン、メーリングリスト、ポッドキャスト、ミニFMなどパーソナルメディアによる情報発信の実験と実践を継続的に行なっている。98年〜、神戸を中心に活動する「芸術と計画会議(通称、C.A.P.)」参加。04年〜、大阪南森町で住居用マンションを使ったクリエイティヴワークスペース「208」主催。

・個展とアートプロジェクト
2001 「意味と彼女」(神戸 CAP HOUSE)
2002 「言葉がそこにあるということは」(神戸 CAP HOUSE)
2004 「灘駅で本を読む日。」(神戸 JR 灘駅)
2005 「STORE」(大阪 HUSH)
2006 「言葉のある風景:和歌浦」(和歌山 和歌浦周辺)

・主なグループ展
2000 「東京ラビットパラダイス」(ロンドン Se l f r idge ほか)
2000 「Trouve - Re :Trove」(マルセイユ Gar e l ly-521)
2003 「のんぽり大阪・」(大阪 SUMISO)
2005 「気配をけして piano, piano」(大阪 築港赤レンガ倉庫)

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