2004年08月20日
トワ・エ・モワ「ベストコレクション」
発売元:東芝EMI
発売日:1992年08月26日
オススメ度:★★★★
以前からずっと気になっていたトワ・エ・モワのベストを図書館で入手。公共サービス・フル活用。
今風にいえばソフトロック。なにより直球のユニゾンデュエットが新しい。清らかで芯のある山室英美子のソプラノとそれを優しく支える芥川澄夫のテナーは、互いにけっこう癖があるが不思議と相性がいい。和製カーペンターズと称されることもあれる彼らだが、日本人にとってはむしろ本家よりも洗練された世界観がそこにあるように思われる。とくに「或る日突然」を文句なしの名曲、本質的な価値観の部分でまったく色あせていない。
山室は82年よりソロ活動を開始。2002年にも「I'm Here〜永遠の詩」をリリースしている。芥川はボイストレーナーとして活動中。
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2004年08月14日
デュークエイセス「ゴールデンベスト20」
発売年:1988年
発売元:東芝EMI
オススメ度:★★★
デュークエイセス20曲入りベスト。録音自体は80年代のものが中心かと思われる。NHK「みんなうた」の「シューティングヒーロー」や名曲「筑波山麓合唱団」はデュークエイセスのコミカルな一面が垣間みれる。それにしても何を歌ってもデュークエイセス風に消化してしまうあたりは流石である。ちなみに「筑波〜」は1969年の紅白歌合戦に出場した際に歌われている。
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モダンチョキチョキズ「別冊モダチョキ臨時増刊号」
発売日:1994年06月22日
発売元:キューンレコード
オススメ度:★★★★
モダチョキの2.5枚目(?)のアルバム。5曲の新曲、5曲のリミックス、5つのコントで構成される。
ビッグバンドとしてのイメージが強いモダチョキだが、このアルバムでは打ち込みものも披露。抱え込むメンバーの豊富な才能の深さが伺い知れる。とりわけコアメンバーである長谷部信子(Key)は「天体観測」「自転車に乗って,」でメロディーメーカーとしての才能を発揮。70年代生まれにとってまるで原風景のようなメロディーと、抽象的でありながら胸を刺す歌詞は、まさに秀逸。ちなみに長谷部は後に巻上公一とユニットをくんだりソロアルバムをリリースしたりしているが、2001年以降は表立った動きはない。またいかにもモダチョキらしい大風呂巨編「THE 絶望行進曲」は作詞に安田謙一の名が。
同バンドの活動の中ではいさかか途中休憩的な内容だが、それでも聞いておくべき曲は少なくない。振り返っても、まだまだ味わい深いバンドである。
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