中之島PLAYLIST 100

プロジェクトについて

《解 説》

  中之島PLAYLIST100(なかのしま・プレイリスト・ワンハンドレッド)は、参加者がiPodなどのデジタルオーディオプレイヤーを持ち寄り、それらを互いに共有しながら中之島で自由に散策する、参加型コミュニケーション&パフォーマンス・プロジェクトです。参加者は他の参加者に自由に声をかけ、イヤフォンを互いのiPodに差し合ったりまた片耳ずつ共有したりして、データやCDではなく、音楽を聴くという体験、さらにその背景にある時間や風景なども共有していきます。
 音楽を共有することに対しあらゆる面でナーバスにならざるを得ない昨今、はたし《音楽を共有する》ということがどのような意味を持ちうるのか、音楽を愛する参加者とともに体験し・考えようという実験的な試みです。また参加者から携帯メールを使って「中之島で聴きたい曲」を受付け、それらプレイリスト化することによって、ややもすればステレオタイプになりがちな中之島のイメージをより重層的に捉え直します。
 プロジェクトの企画は、関西を中心に言葉と意味をモチーフとした作品を制作・発表し、またブログ「日々嘉綴 総合」をはじめさまざまなインディペンデントメディアで情報発信の実験と実践を行っている美術家 / 執筆・編集者の岩淵拓郎。さらに当日は、かつて岩淵とコンビで某ラジオ局でDJをつとめていた編集者クリストファ・スティヴンスを迎えて、公開収録ライブトークも実施します。
 秋の日の日曜日、iPodを片手に中之島にお越し下さい。そして新しい音楽と風景を発見してください。

《共有について》

  中之島PLAYLIST100では、参加者同士が互いのiPodをイヤフォンを通して「音楽を聴く」という体験そのものを共有していきます。共有の具体的な方法に関してはあえて限定しませんが、分かりやすい例として下記の3つの方法を挙げておきます。

 また、共有に至るまでの方法も参加者が自由に行います。気になる参加者を見つけて声をかけるもよし、黙ってイヤフォンを差し出すもよし、複数の人を集めてリスニングパーティーを行うのもよし、自由な発想でそれぞれの楽しみ方を見つけてください。

《概 要》

日 時:2009年10月4日(日)
    12:00〜16:00 ※弱雨決行
会 場:大阪市中之島公園内 水辺の文化座会場
    受付はバンブーフォレスト特設屋台
参加費:無料
定 員:300人
企 画:岩淵拓郎(美術家 / 執筆・編集者)
主 催:水都大阪2009実行委員会事務局
    (プロデューサー:北川フラム、橋爪紳也)

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