CoMMU column#008

中筋義人「Macとコピペ」

私は文章を扱う仕事柄、頻繁にコピー&ペーストを行う。一日に数百回にもなるだろう。私がMacを使って真っ先に「これはスゴい」と思った機能が、この「コピー&ペースト」だ。

確かに「ドラッグ&ドロップ」も偉いと思う。しかし、あれは「技」にすぎない。コピー&ペーストは「パワー」なのだ。データを記憶し、そして書き出す。単純だが、私はそこにMacの力=自己能力の拡張、そして「コンピューター」という機械の哲学を感じた。

いまでも新しいOSが登場し、多くの新機能が搭載されると、次のことを考える。「この新しい機能は『ドラッグ&ドロップ』なのか、『コピー&ペースト』なのか?」 これを判断しないことには始まらないのだ。


(2003/10/31)

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