CoMMU column#001

武井英貴「Macとマイノリティユーザが多い理由」
Macであることは同時にマイノリティになることでもある。これは世界シェアから見ても事実だ。同時に、ノウハウを知る知り合いも(環境によるが)Windowsより圧倒的に少なく、PowerMacなど以外の拡張性の低いマシンにはアングラな改造が必要になる。市販ソフトは少なく、Windowsとの互換性にも気を使わなければならない。

しかし購入の動機で道は分かれる。ある者は純粋に仕事として、ある者は趣味やパソコンできたらいいな程度にMacを購入する。

実感として、前者にはあまりMacを特別視する人は多くない。単にそれが便利だと思うから使っているだけだ。WordやExcelをやるならWindowsを選んだほうが楽というのと同じ理屈だ。特に後者にMacであることを特別であると感じている人が多いように感じる。友人とのパソコンの話はいつも通じず、一つのマシンは長く使わざるを得ない。Macユーザ=特別という感情を抱かせる要素が、Macには強いように思われるのだ。
(2003/8/23)

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